偏差値37の高校生の日常
高校を卒業して今年でもう7年になるが、今でもたまにあの混沌に満ちた高校生活の事を思い出してしまう。
これを読んでくれている受験生がいるならば、人生の先輩としてひとつだけアドバイスがしたい。
今すぐtwitterをやめて勉強しろ。
そして少しでも高い偏差値の学校へ行け。
さて、聡明な読者の皆さんは「偏差値」とは何かをご存知だと思うが、念のためおさらいしておこう。
(知らなくても恥ずかしくはないぞ。私も高校を卒業するまでよく分かってなかったからな。受験前ならまだ間に合う。これを機に覚えればいい。)
偏差値は下記の式で表すことができる。
??????????
だからお前が嫌いなんだ。
そういうとこやぞ。募金してやらん理由は。
まあ、学校の入試偏差値を簡単に例えると
"50"は平均
"70"は神のみが到達できる領域
私自身、上の方を知らないからどうしても主観が入るが、だいたいこういった具合だ。
ちなみに私は偏差値37の工業高校出身だ。
入試偏差値はどんなに低くても35を下回ることはほとんど無い。
つまり偏差値37とは"すごく頭が悪い"という意味だ。広辞苑にもそう書いてある。
あえて例えるとしたら動物園とか牧場に近い。
生徒は展示動物又は家畜。
先生は飼育員。
家畜(生徒)の質は低いが、うちの学校は飼育員(先生)がとても優秀だったので、出荷率(就職希望者の就職率)はほぼ100%だった。
まあ出荷された奴のほとんどが安い給料で会社に飼いならされてしまったわけですが。
家畜だけに。
さてと。
前置きはこのくらいにして本題に入ろう。
"低偏差値高校あるある"
1.授業中に勉強しない
まず初めに言っておく。
偏差値37の高校は勉強をしに来る場所ではない。
君は動物園で勉強するか?
しないだろ。
そういうことだ。
私たちの世代では"PSP(プレイステーションポータブル)"の人気ソフト『モンスターハンター・ポータブル3rd』が大流行していた。
当然プレイする。
「やばい(モンスターが)怒った!!」
「粉塵!!粉塵早く!!!」
「よし!尻尾切った!!」
これが授業中に聞こえてくるなんて考えられるだろうか。
しばしばこの類の話をすると「そんな学校あるはずがないだろ!嘘をつくな!」と言われることがある。
しかし、返答はいつも変わらない。
残念ながら実話だ。
落ち着いて勉強するには、それなりの環境を手に入れる必要がある。
"低偏差値高校あるある"
2.無駄に校則が厳しい
飼育員(先生)がイカれた家畜達(生徒)を上手く制御するには、バッチバチにムチを入れて、マウントを取るしかない。
ただ、限度というものがある。
「ピアス禁止」←分かる。
「携帯電話の持ち込み禁止」←まあ分かる。
「くるぶしソックス禁止」←まー分かった。了解。
「ツーブロック禁止」
ちょっと待て。
なんで??
うちの高校七不思議の一つ。くるぶしソックスについてもよく分からないが、ツーブロック禁止については完全に嫌がらせレベル。
家畜相手にマウントを取ることに意識を向けすぎた結果、ついに飼育員も正常な判断がつかなってしまったようだ。
これでは飼育員ではなく、ただのマンティングゴリラである。
"低偏差値高校あるある"
3.自分の弁当が食べられない
〜ある日の昼休み〜
キーンコーンカーンコーン
「やっと授業終わった〜。腹減った、弁当食うか(パカ)」
治安が悪すぎる。
この治安の悪さは 銃が必要だ。
本当にここは日本なのか?
低偏差値高校では、私物を置いておちおちトイレにも行けない。
まとめ
これまでの記事は、当時高校生だった私の実体験を元に書いたものだ。
当然全ての低偏差値高校が"こう"だとは思ってない。
それに、なんだかんだ私は自分の母校を気に入っている。今でも交流のある友人達は、高校生活で唯一獲得した私の大切な財産だ。
しかし、受験生諸君の輝かしい未来を思って言う。やはり高校は偏差値の高いところを目指した方がいい。
将来の可能性をここで絶ってはいけない。
きっと未来の君もそう言うはずだ。